はじめに
私は登山を趣味にしている。北アルプスのような高山も好きだし、標高1000m以下の低山も好きだ。なぜ山に登るのか聞かれることが多いが、美しい景色・達成感・食事が美味しく感じるといった感じでいつも答えている。こういった回答は分かりやすいが、今回は別の視点で答えてみる。
心を整える
山に登ると心が整う。特に頭の中がいっぱいの時ほど感じる。日々の慌ただしい日常から離れ、自然の中に浸りながら、ただ歩き続ける。初めは頭の中でいろんなことを考えながら歩くが、登山はハードな運動なので考える余裕が無くなる。いつの間にか歩くという行為に没頭し、何も考えない。これが心にとって、とてもよい。起きている間は何かしら考え続けていることが常態化しているため、頭を休ませることにつながる。そして、山頂に着き、大自然を感じると、悩みがちっぽけなものに感じてしまう。結果、登山で心がスッキリするのだ。ちなみに、より効果的なのは一人で登山する単独行だ。複数人で喋りながら登山するのも楽しいが、心を整えるには単独行が適する。
体を整える
山に登ると体も整う。これは分かりやすい効果だ。登山は主に下半身を使うが、上半身も結構使う。登山のストックを持ったり、岩場や鎖場を超えるときだ。バランスも取るので、全身を使うことができる。中でも、脚を非常に酷使する。脚がポンプのように血液を全身に送ることで、血流が良くなるそうだ。また、ハードな運動なので、汗もがっつりかく。登山は、実は全身のデトックス効果のある運動なのだ。下山後に温泉に入れば、さらに効果的だ。
まとめ
上記の通り、登山は心身共に整えることができる。しかも、美しい景色・達成感・食事が美味しく感じる等のメリットもある。だから、一度登山をした人は魅了される。私は登山が初めての友人と登山をしたことが何度かあるが、みんなハマっている。特に日常が忙しい人ほど、非日常を感じて虜になる気がする。山は魅力的であるが、最悪死ぬ危険もあるため、十分な知識を身に付け、できれば初めは経験のある人と登ることを推奨する。まずは登る距離が短く、絶景を楽しめる山に行ってみて欲しい。

